出先でFaxで送られたものやスキャンした成果物を見たい、確認を取りたいというニーズがごく稀によく有って、メッセンジャーアプリで事務所から出先に送ってくれる人がいる場合はその人に頼むなどすれば、一応、対象のものを見ることができるわけですが、微妙にスマートじゃないのと、事務所に人が居ないとなればこの方法は使えないし、あと何よりスマートじゃないし、事によってはファイル管理の手間が増える。それにスマートじゃない。その上スマートじゃない。
既存の機材としてはクラウドストレージ上のデータを出先で見るための機器とその環境、Faxとスキャンのための複合機、データ貯留のためのNASは既に存在していて、複合機に送られてきたデータはNASに存在する、NAS内のデータはパソコン上で見れる、パソコンはクラウドストレージと連携してバックアップを兼ねている、けれども、NASとクラウドストレージは繋いでないので、出先からFaxを見ることはできない。
NASを直接見ればいいのではという話や、クラウドストレージの保存先フォルダをNASにすればいいのではという話もあるわけだけど、事務所も家もネットワークの調子が少し良くなかったり、時節によってはナローバンドばりに回線がスローライフを満喫し始めるので、あくまでもファイルのコピーをクラウドストレージ上に置くという方法をとる。
図にすると、図中1の手法を取らずに、図中2のようにNASにあるデータをクラウドストレージにぶち込むことによって、出先やクラウドストレージとだけ連携しているタブレット端末でのデータの閲覧を可能にする算段。
とはいえ、することはNASの差分コピーをクラウドストレージと連携しているフォルダに送るだけなので、中身
robocopy “192.168.xx.xx¥hoge” “D:¥hoge” /MIR /R:0 /W:0 /FFT
robocopy “192.168.xx.xx¥hogehoge” D:¥hogehoge” /MIR /R:0 /W:0 /FFT
つまりは 「 robocopy “コピー元” ”コピー先” 設定 」
のバッチファイルを作成。あとは、これをタスクスケジューラで定期的(今回は1時間おき(1))に回すことによって、クラウドストレージと連携しているフォルダにFaxで送られてきたものとスキャンしたものがクラウドストレージに上がってきてくれる(2)。
Foo!
付記1
最初はタスクスケジューラで5分おきに引っ張ってこようとしてたのだけれど、初期設定の時のユーザだとタスクスケジューラの詳細設定を設定することができないとあったので、すでに初期設定を終えて実際に稼働しているパソコン群しかない環境で新しくユーザーを作ってこれを管理してというのは手間である上、実際手間なので先のバッチファイルを即座に実行できる状態にして、必要であればこれを回してもらうことにした。
付記2
あくまでNAS上のデータの差分コピーなので、編集加工や命名はNAS上のデータを対象に行うのが原則。
あとは幾年風雪に晒されてきていた事務所の階段の塗装の塗り直しをしました。
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